皆さんはTinderというアプリをご存じでしょうか。言ってしまえば「出会いツール」です。巷にある有名なマッチングアプリ(ペアーズ、Omiai等々)のようなマッチングアプリの一つですが、これらの出会いアプリを使うとき、まず心配になるのが、友達や知人にばれることはあるのかどうかですよね!
tinderは他のマッチングアプリとの違いも強い特徴の強いアプリです。まずはその辺から簡単にご説明したいと思います。
基本的な特徴や他のマッチングアプリとの比較を以下に示します。
tinderが他の出会い系アプリと違う点
基本的な特徴
・基本無料でライクの送信とマッチングすればメッセージ送信が可能
・端末の位置情報を利用して、近距離(距離は設定可能)のユーザをピックアップ
・誰からライクされたかは不明
・例によって登録はFacebook
有料機能
・有料機能も複数あります。詳細は以下のとおりです。
Tinder plusサービス(2,200円/月)
・何人でもライク送信可能機能
・30分間自分のエリアのトップに表示機能
・プライバシー管理機能(年齢や距離の非表示)
・表示設定(ライクしたユーザにのみ表示)
・Passport機能(位置情報を端末の実際の場所でなく、指定することが可能)
・Super like機能
・Rewind(ライクorアンライクしたユーザをやっぱなし、としてもう一度対応できる機能)
・閲覧ユーザの設定(最近アクティブなユーザを優先的に表示)
・広告非表示機能
Tinder Goldサービス(3,400円/月)
・誰が自分にライクしたかを確認できる(=狙ってマッチングができる)
他のマッチングアプリとの比較
他のマッチングアプリと最も違うところは「無料でメッセージ交換までできる」ところです。よくあるパターンとして、ライクを送信し、マッチングするところまではできても、その後メッセージ交換を行うところで課金を求められるアプリが多いので、この差は大きいです。
Tinderにも有料機能はありますが、Tinderの有料機能はマッチングを有利に進めるものではあり、払わなくても基本機能のみで出会いまでたどり着けます。これがTinderの最も特徴的な点と言えるでしょう。
また、サービスや機能とは異なる点では、外国人のユーザが多い、という点も挙げられます。元々がアメリカ生まれのアプリであることもありますが、外国人のユーザが非常に多いです。実際に海外留学している友人に話を聞くと、Tinderを利用しているユーザは多いとのことで、日本にいながら外国人と知り合いたい方にとっては希望のツールと言えるでしょう。
その他のtinderの特徴
このように書くと良いことばかり思えますが、もちろんそうでない点もあります。1つ目は無料であるため競争率が高くなること、2つ目は必ずしも出会い目的でない場合がある、ということです。
競争率が高い
1つ目の「競争率が高い」というのはある意味必然です。
無料であるため誰でも利用できる ⇒ 参加者のすそ野が広がる ⇒ いわゆるイケメン、高スペックユーザの数が自ずと多くなる ⇒ そちらに女性ユーザが群がる、という図式になります。
先述のとおり他のアプリはメッセージ交換に至るまでに課金が必要なため、特に出会いに困っていないユーザ(=参入意欲が低いユーザ)はわざわざ課金してまで参入してきません。ところが、Tinderは無料でできるため、そういったユーザの気軽な参入を促します。こうなると上記図式が成立し、一部男性ユーザの寡占状態を引き起こすことが懸念されます。
また、海外で広く使われているアプリであるため、他のマッチングアプリのような出会い系をやっているような気恥しさがありません。むしろスタイリッシュな印象すら与えるため、普段はそのようなマッチングアプリに興味がないユーザも参入する可能性があります。目的は様々ですが、例えば人脈を広げる、外国人の友人を作りたい、等の理由が考えられます。概してそのようなスタンスで利用するユーザの特徴として、ルックスが良い、コミュニケーション術に長けている、等であるため、男性ユーザにとっては全体の競争率を更に引き上げる要因となります。
2つ目である「必ずしも出会い目的でない場合」というのがまた厄介です。例えば、前項で示したような、スタイリッシュだしやってみた、人脈広げたい、外国人の友人を作りたい等々の理由でアプリを利用しているユーザの意識は「出会いたい!」というものではなく、もっとライトなものになるため、出会いを求めているユーザには迷惑極まりないのです。
実際にも、やり取りをしたユーザの中には、プロフィールに「実際に会う気はない」と書いていたり、なんとなくヒマだから利用した、という方も少なくなく、対面で逢ったときにも、「単に人脈を広げたいと思って使っています」と言われたりして、いわゆる色恋沙汰に繋がりづらい印象がありました(最後の例はこちらの魅力?の問題かもしれませんが…)。このように、Tinderを利用するユーザのスタンスが必ずしも(色恋沙汰含めた)出会いを目的とするものではありませんので、ご注意ください。
実証:実際に会えるか
御託はさておき、いかに良い機能、良いサービスがあったとしてもそれが出会いに繋がらなければ意味がありません。実際に筆者が利用してみた結果をお教えします。
利用期間:3か月利用
マッチング数:30人程度
Line等の連絡先交換:8人程度(「程度」としたのは、前項のように目的がよくわからなかったり、ゲイと名乗られたりしたので、ちょっと曖昧なカウントとしました。)ちなみに御多分に漏れずマルチ商法の方もいらっしゃいました。
逢った数:5人
ちなみにマッチングした30人程度のうち6人は外国人(と思われる)ユーザとのマッチングでしたが、その方たちとは実際に会うに至らなかったため、真偽のほどは定かではありませんが、やりとりは英語だったりしたので、本当に外国人だったかなと思っています。
また、気になるサクラについてですが、Lineを交換した6人のうち3人とは実際に会ってお茶やご飯したりもしているので、中にはサクラもいるかもしれませんが、数は多くないような印象です。そもそも無料でメッセージ交換までできるのでサクラを雇う動機が薄い気もします。
出会った5人のプロフィールは以下のとおりです。また、その中で出会えたのは①、④、⑤の方で、お茶やご飯をして、その後もたまにやりとりをしたりしています。
- 26歳/デザイナ/近所住み/プロフィールが素朴
- 23歳/モデル?/30分圏内済み/プロフィールがスカスカ
- 23歳/大学生?/車持ち(セレブ?)/プロフィールが小生意気で、合わない人はさようならなど平気で書いている
- 26歳/OL/近所住み/他のアプリでもありそうな普通のプロフィール
- 27歳/OL/近所住み/他のアプリでもありそうな普通のプロフィール
tinderに危険な面。友達や恋人にばれる?
そんなTinderですが、その特徴から危うい面があります。筆者も実際に体験したのですが、生活圏が近い異性ユーザに発見される「身バレ」危険性があります。
Tinderがばれやすい理由
Tinderは位置情報を利用して、近距離のユーザとマッチングする機能があるため、生活圏が近い異性が利用した際にあっさり出てきます。特にサービス業をやっているユーザは致命的なくらい出てきます(笑)。
例えば恋人が登録していたときには、「あ、○○くんが登録している!」とばれるわけです。それがわかるということは自分も登録しているということなので、人のことは言えないのですが、この手の状況ではなぜか男は弱くて、そこについては恋人から責められること必至でしょう。
また、直接恋人が利用していなくても、恋人の友人などがたまたま登録していたら同じようにばれて、光の速さで恋人にも伝わります。
内緒で利用したいユーザには結構辛いところです。
やられた!ばれた時の実体験
筆者も実際にばれてしまった経験がありました。筆者の体験は上に書いたものとはまた違う筋からなのですが、ある女性Aとマッチングし、Tinderでのやり取りを経て、Lineに移行し、最終的には実際に会ってお茶をしたりしていました。また別口で他の女性Bについても、同じようにLine交換後、実際に逢おうかという話になっていました。
さあ、では実際にいつどこで逢おうかという話を女性Bとしていたときに、女性AからのLineで「明日○○時に○○行くんでしょ?」というメッセージが!その瞬間はこちらもびっくりして頭の中が???となったのですが、少し落ち着いてから「そうだよ、なぜ知っているの?」と特段動揺した素振りを見せずに返答したところ、Aさんから「やりとりしているBちゃんは友達だよー!」と返ってきました。
そう、AさんとBさんは元々近所に住む友達で、ほぼ最初の頃から筆者とのやりとりはほぼ筒抜けだったのです。このような形でばれるとは夢にも思っていなかったです。
幸い二股的なやりとり等の変なやりとりはしていなかったのと、直接会ったときにいきなり言われたわけではなかったので、それほど大きな問題にはならずに終わったのですが、二股状態でしかも逢っているときにいきなり言われたら修羅場的なことになっていたことでしょう。やましいことはほぼなかったにも関わらずこれですから、実際になにかやらかしていたらと思うと冷や汗ものでした。
今では普通に友人なので、後日よくよく聞いてみると、近所の女友達の内輪でノリでやってみて、AさんとBさん以外にも何人かやっているとのことでした。他のマッチングアプリだと、そもそも恋活・婚活をやっているということは秘め事だったりするので、AさんとBさんのような情報交換はされなかったかもしれません。また、Tinderの特徴である近距離ユーザとのマッチング機能がなければここまでコミュニティが一致するユーザとマッチングしなかったという点もあります。
このように、マッチングするユーザが自分やそのユーザの友人とも同じ生活圏だったりするため、直接の繋がりは無くても、身バレする可能性が高くなりますので、皆様もご利用の際は十分な注意が必要です。
tinderでばれるのを防ぐ方法
さて、せっかく無料で使えるアプリなのにこれじゃ使えない!ではもったいないので、身バレを防ぐためには、以下のような方法が効果的と考えます。
自分の写真を使わない
⇒自分の写真を使わず、景観画像や顔の写っていない画像を用いて公開する。
メリット:会わなければばれない。
デメリット:会ったらばれる、(イケメン用ですが)顔も出さないためマッチング率が若干下がることが懸念される。
Tinderの有料機能を使う
最初のほうで説明した「表示設定(ライクしたユーザにのみ表示)機能」を使う
メリット:ライクしたユーザにのみ表示されるため、不要に自身のプロフィールが他のユーザにさらされることがなくなり、ばれる危険性を減らすことができる。
また、本対策を採択することで、他の有料機能も利用できる。
デメリット:課金が必要(2,200円/月)となる。誤ってライクした場合や知り合いとしらずライクした場合は効果がない。
まとめ
今回ご紹介したとおり、Tinderは無料で使える有料マッチングアプリです。特に外国人と知り合いたい方などはこちら一択でしょう。ただし、近距離のユーザとのマッチングが起こるため、生活圏が同じコミュニティのユーザにコンタクトしてしまい、結果身バレする危険性もあるので、注意した上でご利用いただいくのが吉です。